【書評】ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」33歳社会起業家の挑戦(関根健次)

ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」33歳社会起業家の挑戦

ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」33歳社会起業家の挑戦

■目次
第1章 パレスチナで見た世界の現実
第2章 マネー or ライフ?
第3章 クリックから世界を変える
第4章 ユナイテッドピープル
第5章 「地球益」を目指して

■本の概要(出版社の紹介文より)
「いいこと」だって「しごと」にできる! 人気募金サイトから映画配給まで手がける、33歳、注目の社会起業家の10年間のリアルストーリー。 本当にやりたい仕事にたどりつくには、どうしたらいいんだろう? 10年前、卒業旅行で訪れたガザ地区で出会った、少年が語った夢。「僕の夢は爆弾の開発者になって、できるだけ多くの敵を殺してやることなんだ」 それから4年、転職を繰り返し迷った末にたどりついた「本当にやりたいこと」とは。僕の夢は、子どもが子どもらしい夢を見れる世界を創ること。あたなもきっと「本当の仕事」に出会える。勇気の出る一冊です。

■ポイント
1.少年の夢

僕の夢は爆弾の開発者になって、できるだけ多くの敵を殺してやることなんだ(p.18)

生まれた境遇によってここまで違うのか?などと感じるとともに、日本でぬくぬくと暮らしているのではなく、世界のさまざまな場所に出て、実際に自分の目で見て、話して得られてるインパクトが大きいことを印象づけられた一節。どれだけ世界の情報が得られるとは言っても、その場の空気感までは得られない、やはり、リゾートだけでなく、さまざまな地域を旅して感じることが大切だなぁ~と。

2.何のために働くのか

きつい仕事だとは予想していたが、想像以上だった。最初は会社のソファーで寝ていたのだが、それすらも面倒くさくなり、しまいには机の下に顔を突っ込んで寝ていた。そんな状態だったが、一つのビジネスを立ち上げるという高揚感が僕を突き動かしていた。(p.68)

今ではあまり見られない光景だけど、一時期のITベンチャーってこういう感じだったんですよね。堀江さんのメルマガの起業記などにも同様の記載があったり、さまざまな起業家の方の書籍などを見ても、そういった話がたくさん出てくる。今入社する若者は、煌びやかな成功した像しか見えないかもしれないけど、今有名になっているベンチャー企業って、どこもそういったことを過去に経験している。また、そこで生まれた結束には、のちにそこから独立して別の会社を作った場合でも生きている、そんな印象を受けました。実際に関根さんも出資してもらったりしているみたいだし、一つの目標に向かって苦労を共にできることを経験できた人はいいなぁ~って改めて思った。

3.「ユナイテッドピープル」に社名変更

本業としてイーココロ!のサイト運営の事業に専念することだった。具体的には、これまでやっていたコンサルティング事業の新規営業を停止して、以前から請け負っていた仕事はそのまま継続するが、新規に仕事を増やすことはしない。徐々にコンサルティング業務は縮小して、いずれはイーココロ!の事業だけに専念していく。その方向に舵を切ったのだ。(p.160)

生きていくための仕事を辞めて、夢を追いかけることに専念しはじめる瞬間。その思い切りは、自分の意識を高めることにも繋がるし、引き返せない一本道を進むことを覚悟する決断。すばらしいと感じました。これが2007年当時の話。

■感想
なぜ著者が社会起業家になる道を選んだのか、学生時代の体験、一般企業への就職、その企業での苦労話、そして社会起業へとつながる話が、物語調でストーリー展開されていた。以前、ライブドアの堀江さんが熱い人だと紹介されていたことがありましたが、その一端がわかる物語に仕上がっていました。夢の実現に向けての意識の高さと苦労をいとわない著者ならではの体験に触れ、やる気が出ました。また、社会起業がなにかよくわからない人にも、こういうものか、とわかるような内容に仕上がっているかな?と。

■余談
書籍内でも触れられていますが、著者の関根さんは、肉のはなまさ→アクシブドットコム→サイバーエージェント→独立といった形で起業された方。

■関連情報
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