【書評】5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則(藤野英人)

5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則

著者:藤野英人
出版社:ダイヤモンド社
初版発行:2013.02.22
ジャンル:ビジネス
カテゴリ:投資
価格:1500円+税
ページ数:216p
満足度:★★★★☆

■目次
第1章 「株価」で、成長する会社を見極められる!
第2章 会社の性格は社長で決まる!
第3章 ブラック企業はこう見抜け!
第4章 社内結婚が多い会社は儲かっている!
第5章 産卵後に死んでしまうサケでなく、メンドリを探せ!
第6章 会社を見分ける三つの基準

■本の概要(出版社の紹介文より)
5000社、5500人の社長と会って投資判断をし、23年間勝ち続けてきたファンドマネジャーが明かす「会社の法則」。良い投資先、就職先、潰れない取引先を見つけるのに役立つ、儲かる会社に共通していること、そしてダメな会社に当てはまること。受付嬢がムダに美人、顧問や相談役がいる会社は儲からない!

■ポイント
1.「夢を熱く語れる」社長の会社は、投資に値する

仕事を通してどれだけ社会に影響を与えられるのかを考え、できることなら世界を変えたい、良くしたいと本気で思っているのです。こうした若者を動かすには、経営者が旗(ビジョン)を掲げ、仕事の社会的意義ややりがいを示し、自社の事業がどのように社会に貢献するかを具体的かつ明確に説明する必要があります。何より、社員が自社の事業に対して自信や誇りを持てる会社は強いものですし、生産性も向上するのです。(p.45)

サラリーマン社長の場合、これが凄く弱いですよね。ベンチャー系の社長は想いがどんどん先行して危なっかしい印象もありますが、最近の若者は、お金以上にそういう経営者についていこうと頑張って仕事をするものなのかと。

2.自社のウェブ例とに社長の写真が載っていない会社は要注意

顔写真が載っていないのは、社長が遊び人で“顔が割れる”のを避けているなど、何かしら後ろ暗い理由があることも少なくなりません。俗に“ブラック企業”と呼ばれる会社では、多くの場合、社長の写真がウェブ例とに載っていませんし、過去に社長が不祥事を起こしたり逮捕されたりした会社も、不祥事前から社長の顔写真を出していなかったケースが多いのです。(p.77)

日本の時価総額上位10社のなかで、経営者全員の顔写真がWebで公開されているのはソフトバンクだけとのこと。なるほど……とも思うのですが、日本人ってFacebookなどでもそうですが、写真を公開するのを嫌いますよね。

3.社内結婚が多い会社は儲かっている

近年社内結婚が減っているのは、業績が低迷している企業が増えているからだと考えられます。働く女性は、自分が勤務する会社の将来性を信じられない場合、職場の人を結婚相手として選びにくくなるのです。社内結婚は、女性が社内の空気をどう見ているかを如実に示していると言っていいでしょう。(p.130)

どこまでホントなんだか……といった感じですが、そういう要素もあるのでしょうね。

■感想
常に勝ち続けているファンドマネージャーとしても有名な著者。日本には、あまりこういう方はいらっしゃらないのかと……。最近ニュースで話題になるファンドの人って、どうしても事件を起こして有名になる方が多いので。そういった意味でも希有な存在であるとともに、独自の法則がスゴイなぁ~と。会社でいろいろなものを見聞きして、その中から法則を導き出すとともに、どれもユニークなので、とても興味深かったです。ただ、どこまで一般の方が投資の参考になるか?ということは未知数ですし、こういう共通点があるんだぁ~、そういう想いがあるんだぁ~など、投資というよりも会社経営に参考になるといった印象ではありますが。

■余談
出版を記念しての著者講演会が4月11日に開催されるようです。

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