【書評】ナンバーワン企業の儲けるしくみ(幻冬舎)

ナンバーワン企業の儲けるしくみ

ナンバーワン企業の儲けるしくみ
アイリスオーヤマ(株) 大山健太郎 (株)ハイデイ日高 神田正 (株)カカクコム 上村はじめ ヤマト運輸(株) 山内雅喜 大和ハウス工業(株) 樋口武男
幻冬舎
売り上げランキング: 327,166

著者:幻冬舎
出版社:幻冬舎
初版発行:2013.08.09
ジャンル:ビジネス
カテゴリ:企業動向
価格:1,300円+税
ページ数:159p
満足度:★★☆☆☆

■目次
PART1 運送業の儲けるしくみ●ヤマト運輸
PART2 建設業の儲けるしくみ●大和ハウス工業
PART3 生活用品製造卸業の儲けるしくみ●アイリスオーヤマ
PART4 外食産業の儲けるしくみ●日高屋(ハイデイ日高)
PART5 インターネット業の儲ける仕組み●カカクコム

■本の概要(出版社の紹介文より)
目先の利益にとらわれず、新しい価値を創り、提供する――
どこまでも顧客満足を実現する究極の戦略とは! ?
ヤマト運輸で最も顧客に近いドライバーが発明するサービス、大和ハウスのキーワード「ア・ス・フ・カ・ケ・ツ・ノ」……。安さだけじゃない! 今もっとも勢いのある5社の、新しい「価値」のつくりかた、売りかたとは?

■ポイント
1.現場の声をつぶさない。社員に平等に発言の機会がある

地域に密着しているSD(セールスドライバー)は常に顧客の困りごとと向き合っている。そしてお客さまの困りごとを解決するごとに、ひとつずつお客さまの喜びが生まれる。そんな新サービスの小さな芽といえる事例が全国で生まれている。こうした芽をつぶさないために、「クロネコたまご」という提案システムを設けている。すべての社員が業務改善や新商品に関する提案をしたり、他の社員の提案に対して、自由に意見を述べたり、投票することのできるシステムだ。(p.24)

トップダウンな傾向ではなく、ボトムアップの要素もうまく取り入れながら、顧客の求めるサービスを構築していく。意見を聞いてもらえる環境にあるため、離職率も少ないんでしょうね。

2.コンサルタントは入れない。金では買えない価値に人が集う

社員に家族のような愛情をもって接したいと考えている。家族には、家族にしか通じ合えない思いがあるように、現在では外部の経営コンサルタントのようなアドバイザーを入れるようなこともしていない。これまでの成長は、創業者の持つ「勘」に頼るところも大きかった。(p.126)

確かに外部のコンサルタントに依頼することにより、意識が弱まったりする可能性もありますね。その会社の限界は、経営者の能力に依存するところもあるので、そういう意識というか、長年の経験で培った勘によるところもあるのではないでしょうかね。

3.追随できない唯一無二のサイトづくり

「価格.com」を真似したサービスは国内外にいくつもあるが、「他のサイトはまねできない」といいきる。ビジネスライクのやろうとしたら、これほどマニアックなデータ収集、システム構築はできないからだ。割に合わないほどの徹底ぶりこそ、オリジナリティを生む。利益は後から必ずついてくる。まずユーザー目線をキープすること。この精神が唯一無二のサイトづくりの秘訣だ。(p.154)

このこだわりは有名ですよね。データベースを整えたりすることもメディアなどで紹介されていますよね。

■感想
いろいろな会社の取り組みや状況など、さまざまな視点での考察が行われている点では貴重なのですが、がっちりマンデーやカンブリア宮殿、WBSなど、ビジネス系の番組を常時見ている人にとっては既知な情報も多いのであまり新鮮味がないかも?という気がしました。どうせなら、それらの番組では取り上げられないような地方やIT系の企業を中心にさまざまな企業を発掘して、いい点をまとめあげるような書籍があるとうれしいかも?という印象でした。

■余談
特になし。

■関連情報
ヤマト運輸
大和ハウス工業
アイリスオーヤマ
ハイデイ日高
カカクコム


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