【書評】IDEA HACKS! 2.0(小山龍介、原尻 淳一)

IDEA HACKS! 2.0

IDEA HACKS!2.0
IDEA HACKS!2.0

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小山 龍介 原尻 淳一
東洋経済新報社
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■目次
第1章 天才的アウトプットHACKS!
第2章 超大量インプットHACKS!
第3章 オリジナルを育むフィールドワークHACKS!
第4章 未来を創るデザイン思考HACKS!
第5章 自立力を高める個人ブランドHACKS!
第6章 人生を豊かにする複線キャリアHACKS!

■本の概要(出版社の紹介文より)
HACKSシリーズ第1弾の『IDEA HACKS!』をクラウド時代に合わせてパワーアップ! 平凡な人間が画期的なアイデアを生み出すノウハウを紹介します。全て新規書き下ろしです。10分でアナタもジョブズになれる。ライフハッカー流天才的アウトプットの方法。

■ポイント
1.知識のインプットから知性のインプットへ

水をたくさん貯めているという人というのは、「物知り」や「博識」であることを意味しません。物知りという人の中には、情報を知りすぎているがゆえに、かえって発想が誰かからの借り物になってしまっている人もいます。ここでいう水をたくさん貯めている人とは、豊かな知性を持っている人なのです。(p.65)

良質のアウトプットを行うためには、たくさんのインプットが必要ということは、バケツの中に水を貯めるという表現でよく行われていますよね。情報である知識と、それをどう判断するかという知性。日本人は前例を考え、米国人はゼロベースで考えるとありますが、知識を集めたがる傾向にある日本人は、もうちょっと知性を得るためにさまざまな行動しないとなぁ~と感じました。まぁ、文化的な背景もあると思いますが……。

2.現場に入る前に、なるべく本は読まない

現場に入る前に情報武装すると「自分オリジナルのアンテナ」を下げてしまうことになります。それは独自のアイデアを殺してしまうことになりかねません。まずは、本も読まず、ウェブで検索もしないで、「素人の眼」を大事にし、「自分オリジナルのアンテナ」に引っかかった発見や疑問を大事にするようにしましょう。実はその情報こそ、アイデアの種になることが多いのです。(p.112)

事前情報があると、無意識に情報検証を行うようになってしまうとのこと。確かに、観光地などに出かけるときは、ガイドブックを見た方がアクシデントは少ないのは確かですが、貴重なセレンディピティの機会を失ってしまっているということの裏返しでもありますからね。たとえば、1日目はガイドブックなしで探検?して、その夜ガイドブックで振り返るようなのがいいんですかね? いずれにせよ、さまざま旅を楽しむのであれば、日程的にゆとりをもって旅したいものですね。また、ライフネット生命の出口社長の旅のことについても記されていましたが、同氏ならではのなるほどと感じさせられる一面も感じました。

3.社外ライバル人脈に出会う

世界に出れば、こうした同世代の人たちがライバルです。会社の中の雑務に追われ、自分の道を見失いそうなときには、こうしたライバルの姿を思い浮かべました。今この時点でも、上海やシンガポール、ニューヨーク、パリなどいろいろな場所で活躍する人たちに対して、自分の働きは十分なのだろうか。そう問いかけることによって、現状に満足しないよう気を引き締めたことを覚えています。(p.199)

典型的な日本人にありがちなことですね。継続的にブログを読んだり、Twitterでフォローするなどでもいいので、社外の人と比較するようにしないと、成長が止まってしまったり、社内でしか通用しない人間になってしまいますよね。若干心がけはしているのですが、もっと、そういう発想を強く持っていかないと……と思いました。

■感想
IDEA HACKS! 2.0ということで、見出しレベルで89個(なんで、90じゃないんでしょうね?)の項目が挙げられていました。まぁ、帯で10分でアナタもジョブズになれると謳われているものの、ジョブズ氏に関しての言及がちょっとだったのは残念ではありますが、それを抜いても、サブタイトルにある「人生と仕事を豊かにする「超」発想のコツと習慣」が示す通り、日々のちょっとした習慣や意識の改革があとになって大きな差となることを思い知らされるようなさまざまなTIPSがまとまっていたと思いました。実際に内容を読みながらも、ここでこのHACKS!が役立てられているんだろうなぁ~と考えながら読むと、より一層楽しめるのではないかと。

■余談
前書の「IDEA HACKS!」が2006年発刊とのこと。そこから5年経っているんですね。HACKS!シリーズとして、その間さまざまな著書を執筆されている小山さんですが、当初のHACKS!と比較すると、本書は、ものごとの考え方やライフスタイルが中心とした内容となっています(デジタルツールネタなどもありますが……)。断食の話や震災ボランティアなどを通じてさまざま感じたことなども綴られていて、今、このタイミングだからこそというのはいいなぁ~と。

■関連情報
株式会社ブルームコンセプト
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